こんにちは。もの子です。
皆さんネマガリダケ(根曲がり竹)ってご存知ですか?
wikiによると正式名称はチシマザサみたいですが、私の住む長野県では別名のネマガリダケで親しまれています。
初夏のほんの短い間にしか出回らない季節の食材。
長野県では特に北の地域で良く食べられていて、この時期になるとお好きな人たちはいつ店に並ぶかと皆ソワソワしています。
とはいえ
私の実家の食卓には長野県の郷土食は並ばないため(父・祖母・祖父が県外出身なので・・・)名前は知っていても食べた事がありませんでした。
そんな話を友人が覚えてくれていて、ネマガリダケの産地で有名な山之内町のイベントで買ってきてくれました!
今が旬!!"竹の子まつり"開催です!|山ノ内町ブログ|山ノ内町|まち・むらブログ|長野県町村会 まちむらナガノ.jp
ネマガリダケの食べ方で定番なのが、ネマガリダケと鯖缶の味噌汁です。
味噌汁に鯖缶・・・?
私も最初はびっくりしましたが、海なし県である長野県では加工品が材料の郷土食って結構あるんです。塩イカとか。
ネマガリダケの下処理
一般的なタケノコはヌカで長時間煮たり煮汁の中で完全に冷ましたりと下処理がなかなか大変ですが、あくの少ないネマガリダケは皮さえむけば料理に使えるとのこと。
受け取ったのが夕方だったのでその日の夕食用にさっそく下処理開始です。
こちらの動画を参考にさせていただきました。
ピーラーで皮をひく
ピーラーで根本→先端の方向に皮をひきます。
特に中間~先端は皮の中の白い穂先がみえるまで数回ひきます。
思ったより力いれなくても大丈夫。
中身を取り出す
ピーラーでむいた皮の断面に両手の親指をぐっといれて外皮をむきます。
みかんの皮むきするようなイメージ。簡単にきれいに剥けるので楽しい!
(この画像より2・3回穂先をピーラーでひいたほうが良いです)
中身は白くてスベスベで美しいです。
節取りをする
中間~根本の硬い節部分だけを取り除きます。
節のすぐ下から包丁でトットッと刃を当てていくと、スッと包丁が入る部分があるのでそこで切り落とします。
そこから節のすぐ上までが固くて食べられない部分なので切り落として捨て、また同じように包丁でトットットッ・・・
包丁越しに固さの変化が伝わるのが面白い。
下処理が完了しました。
時間にして15分程度でした。
ネマガリダケと鯖缶の味噌汁を作ってみた
こちらのレシピを参考にさせていただきました。
信州の郷土料理☆根曲がり竹とサバ缶のみそ汁 レシピ・作り方 by 信州ポーク|楽天レシピ
玉ねぎとネマガリダケを水から煮て・・・(だしは無くてOK)
大きめにほぐした鯖缶を投入
味噌を加えてかきたま汁の要領で卵を加えて完成!
形を楽しみたくて穂先を長めに残しましたが、もう少し短めの方が食べやすくていいかもしれないです。
感想
根元はサクサクこりこり♪穂先は柔らかくて本当においしいです。
だし入ってないけど鯖缶の旨味で良いお味になってます。
玉ねぎとサバがまたよく合うので、次は玉ねぎ倍量で作ってみようかな。
なにより、生のタケノコを気軽に料理に使えるのが嬉しいです。
(手間暇かけるてたべるタケノコも旬のごちそう感があって好きですが^^)
こちらは玉ねぎと溶き卵が入るレシピでしたが、卵outでキノコinとか長ネギどっさり入れるとか色々なレシピがありました。
家庭料理ですもんね。
今回は全部お味噌汁にしちゃいましたが、天ぷらやフライにタケノコご飯も美味しいし、大量にあるときは茹で汁ごと瓶詰めにして保存もできるとのこと。
来年からはこの時期ネマガリダケ待ちでソワソワする長野県民の仲間入りをしそうです。