ふつつかものですよ

結婚4年目 2018年12月女の子を出産。育児関連の書評、日常について綴っています。ふつつかものですが日々開き直って生きています。

【令和元年 台風19号】0歳児連れの避難の記録⑥

10/14

基本的に夜中は1度しか目を覚さないムスメが頻繁に夜泣いて起きた。
新生児の時以来の2〜3時間おき授乳。
(疲れていて抱っこで再寝かしつけが億劫で泣いたら即添い乳)

生活リズムが崩れたからしばらくは仕方がない
…と、この時は思っていました。
この時から未だに夜中の頻回授乳が続いています…( ;∀;)

アパート周辺は変わらず避難指示継続。

崩れた堤防の補修工事が夜通し行われており、ライブカメラで見る限り「雨が降らなければ決壊はしないだろう」と自己判断。

夫と一度アパートへ荷物を取りに戻りました。.

持ち出したもの

  • 夫の仕事関係の荷物
  • 着替え(避難時ムスメの服はたくさん持っていったのに自分の服を忘れて妹に借りていました…)
  • 貴金属類(婚約指輪とか)
  • 電動鼻吸い機
  • 冷蔵庫の生鮮食品(保冷バッグに入るだけ)

夫は午後から出社。
ライブカメラに映る堤防の様子を気にしつつムスメと実家で過ごす。

夜、帰宅した夫と再度話し合い。

夫が会社や役所の知り合いから聞いた情報によると、破損した堤防の修復工事はかなり進んでおりもう決壊の心配はないだろう。

が、工事が完全に終わるまであと2週間はアパート周辺の避難指示は解除されない予定とのこと。

赤ちゃん仕様になっていない実家はムスメにとって危険なものが多くて目が離せないし、私も夫もアパートの方が落ち着く。

荷物を追加で持ってきたばかりだけど、明日アパートへ戻ることにしました。

10/15

夫と手分けして荷物を積み込み、実家から引き上げ。

家に戻り目に入ったのは、浸水した時のためにテーブルに上げたままだった電化製品や布団。

改めて、堤防が決壊しなくて助かった…と思いました。

10/28

避難指示 解除。

避難を経験して感じたこと

いざとなると避難の決断をするのは難しい

後でいろんな人と今回の台風の件の話をしましたが『避難するか迷って出るのが遅れてしまい近くの避難所に入れなかった』という人がたくさんいました。

理由はそれぞれで

  • 旦那さんが不在+小学生未満の子供3人がいて躊躇してしまった
  • 高齢のご近所さんが誰も避難せず、自分だけ避難するわけにはいかないと思った
  • 避難指示が出てから出発しようとしたが、荷物をまとめるのに意外と時間がかかった

などなど。


避難が遅れた結果

  • 避難所での物資が品切れ
  • 避難所での滞在場所が選べない(寒い出入り口や玄関ホールなど)
  • そもそも駐車場に入れない

と厳しい状況だったそうです。

私たちは

  • 家族が全員揃っていた
  • 赤ちゃん連れだからとにかく早めに動こうと決めていた

と、たまたま避難を決断しやすい条件が揃っていたけれど…

これが平日で夫が会社だったら?
ムスメが体調不良だったら?

よく言われていることですが、いろんなパターンを想定して家族で準備しておかないといけないですね。

非常時のネットは重い!

自治体のサイトにアクセスが集中していて、最新の災害情報やハザードマップは一番知りたい時には見られず。
夫が自治体の情報メール配信サービスに登録してあったおかげでリアルタイムの情報を得ることができました。

自分の地域のハザードマップは確認してあったのですが、少し離れた場所も知りたい場面があったので困りました。

  • 事前に自治体の情報配信メールに登録
  • ハザードマップを紙媒体で持っておくorダウンロードしておく

くらいは最低限しておくべきだったと反省しました。

以前にも書きましたが
私の住んでいる長野県は高い山に囲まれていて、これまでは台風が来ても逸れていき直撃することは殆どありませんでした。

今回も誰もが『大型台風とはいっても、ここら辺は大丈夫』と話していました。

今後もこれまでの常識では考えられない災害が起こるんだろうなぁ…

今回の経験を無駄にしないように
備蓄はもちろん、「非常時に決断できる」心構えをしておこうと思います。